靴ひも、ほどけてますよ
貯金や無印とも関係のない話。
先輩社員の不機嫌攻撃にどっと疲れ、
定時で会社を飛び出した今日の仕事帰り。
駅のホームのエレベーターのドアがちょうど開いていて、小走りで駆け込みました。
学生さんかな?ジャニーズのグッズをカバンにつけた女の子と、お洒落をしたおばあさんと私の3人。
女の子がドアの開けるボタンを押してくれていたので、「ありがとうございます!」というとニコッと会釈してくれて若いのに愛想のいい子だなーとなんだか少し癒されていたら…
「靴ひも、ほどけてますよ」
お上品な笑顔でおばあさんが、私の足元を指して教えてくれました。
「…あ!ありがとうございます!」
とお礼を伝え、靴ひもを結んでいるとドアが開き慌てて立ち上がってもう一度会釈。
なんてことない日常ですが、女の子が再び開くボタンを押してくれているエレベーターを背に私はなんだか背筋を伸ばして歩き始めます。
そして、
「私がこの後転ばないようにしてくれたんだよなぁ…他人に話しかけるのって勇気がいることなのに有難いなぁ」
とか
「あの子が平成ジャンプにファンサもらえるといいなぁ」
と暖かい気持ちで様々なことを考えながら帰宅。
疲れでトボトボ歩いていただろう不機嫌な一人のOLの仕事終わりを、エレベーターでのたった2〜3分の出来事が素敵な一日の終わりに変えてくれました。
ちょっとしたことかもしれないけど
「靴ひも、ほどけてますよ」
そうニコッと笑顔で教えてあげられるような、
素敵な大人になりたいと思いながらストレス解消のために買った生チョコを食べました。
(無駄使い反省…)